-shinobi- Cajon Project

こだわり抜いた素材と技

こだわりの素材による音色の変化。

1つひとつ変化自体は小さなものかもしれません。

ただ、そのこだわりの積み重ねが最終的には大きな結果へと結びつくのです。

打面について

打面は独自で製材した材料を使用しています。繊細なタッチの反応が得られる厚みに調整していますが、最も適した厚さは木材によって違い職人の熟練した技によってその都度適切な厚みになるよう1台ずつ調整しております。

シェラック(セラック)ニス塗装

シェラックニス塗装とはラックカイガラムシの分泌物から精製される超高級ニス塗料で、数百万~数千万するクラシックギターやバイオリン、19世紀頃のアンティークと呼ばれる家具で使われた塗料です。

シェラックニスフレークと99.5%以上の無水エタノールを一定の比率で溶かし、綿で手塗りします。数ミクロンの厚さを均一に何度も塗る為、職人の技が必要になります。スペインにはシェラック塗装専門の職人もいるほど難しいものでもあります。

忍カホンでは全シリーズの仕上げをシェラックニス塗装で行っております。

サウンドホール面の薄さについて

当工房のモデルの殆どのサウンドホールは薄くなっています。その理由は、クラシックギターの構造と同じ発想です。クラシックギターにおいて、サウンドホール(響き板)は薄く、音の響きを活かした材質でなければならないという発想の元制作しております。

 

その違いは、ギターの表板を厚い合板で作った時の響きの差をイメージして頂ければ伝わり易いかと思います。

 

カホン業界では、利便性・耐久性を重視しサウンドホールの響き板を厚く頑丈にする傾向がありますが、当工房では多少の耐久性を犠牲にしてもサウンドを重視しております。とは言っても、入念な耐久テストも行っており持っただけで壊れてしまうと言う事はありませんのでご安心ください。

スナッピー

スタンダードモデルでは、スナッピーは切らずに使用しています。スナッピー切ってしまうと本来のスナッピーの音を損ない、打面からのエネルギーが正しく伝わらないからです。ただ、スナッピーや木にはそれぞれ個体差があり、毎回同じ様につけてしまうとほとんど失敗します。例えば布1枚0.1mm程の厚みの違いでビビってしまい使えないサウンドになってしまいます。

その為、1台1台職人の手によりその都度0.1mm単位の調整をしています。

力木(仕切り板)

忍びカホンのポイントになる力木(仕切り板)は音色に変化をもたらす重要なものです。

力木の木目を考慮して配置する事で、打面に余分な硬さを与えず、自在な音色の変化やバスを叩いた時のスナッピーの無駄な響きを抑える事、音に高級感を与える事に成功しました。

材質により音質が変化し、奏-kanade-についてはローズウッドを贅沢に使用しています。オーダーメイドの際は、この力木もスプルース、黒檀、鉄刀木、杉など様々な木材を選ぶ事が出来ます。

サウンドホール(奏-kanade-)

奏-kanade-のサウンドホールはホーン構造を採用しています。

ホーン構造にすることで音の勢いが増し、トランジェントや豊かな倍音が加わります。これは実際に奏の裏面を叩いて頂ければその違いがすぐに感じられるはずです。

 

ガラス繊維を型どり、樹脂で時間をかけて丁寧に硬化させていき鋼鉄ペーパー、サンドぺーパーを順にかけて仕上げています。

箱の容積に対して音の入り口部分の面積とホーンの長さを決めます。最終、音の出方を確認しながら出口を削っていき、トランペットの様に縁に広がりをつける事で、出口での無駄な反射が抑えられ、正しく素直に音が広がります。

スネアの様な立体感(奏-kanade-)

多彩な音色や音の立ち上がり、豊かな低音などさまざまな問題をクリアしてきましたが、長い間スネアの立体感には納得いかないままでした。

 

スネアドラムの様に立体的な音作りをする為には、箱鳴りするスネアだけの部屋を作り空気の層を作るという所まではイメージできていましたが、木で部屋を作ってもなかなかうまくいきませんでした。

幾多の研究の末に和紙で部屋の仕切りをしました。すると、驚くほどの立体感あるサウンドを得る事が出来ました。現在は、耐久性なども考慮し薄い(0.45mm程)和紙柄のプラスチックを使用しております。

密度の高い合板

制作は木材選びから始まっています。

当工房では横板の合板選びの際に職人の目で木の密度が高いものを選んで使用しております。同じ合板でも材質により木の密度が全く違うので、単純に重量でみても1.2~1.4倍ほど違うものがざらにあります。

木の密度による音の変化は、大砲を例にすると分かり易いかと思います。大砲が砲弾を発射する際に、支えとなる台の密度が低く軽いとエネルギーは後ろに逃げ砲弾の威力は下がるのがイメージできるかと思います。音の場合でも同じで、密度が高く重いものを使用する事で、音を放出する際にエネルギーが分散せずサウンドホールへ向かいます。

響-hibiki-

響-HIBIKI-の特徴は、全ての木材に国産の天然無垢材を使用した12弦モデルのカホンです。

日本の工房だからこそ作る事のできる、オンリーワンサウンドを目指して開発されました。

そのサウンドは躍動感があり、スピーディーな低音と木の響を大切にした高音、3種類の視点からのチューニングにより自分だけのサウンドメイキングが可能にります。

 

開発にはパーカッショニストの村上孝則氏に参加して頂きました。

 

 

詳細

  • 本物の木を使った打面です。木目の存在感が合板とは違います。

    本物の木を使った打面です。木目の存在感が合板とは違います。

  • 横板は職人が一台ずつ木組みという手法で時間をかけて組んでおります。

    横板は職人が一台ずつ木組みという手法で時間をかけて組んでおります。

  • 背面はカーボン製ホーン構造サウンドホールです。

    背面はカーボン製ホーン構造サウンドホールです。

奏-kanade-

奏-kanade-は多彩な音色を特徴としており、組み合わせ次第で10種類以上の音色が演奏できます。それによりドラムの様なフィルプレイも可能になります。わずかなタッチにもレスポンスし、音の粒が揃って出ますので初めて叩く方でもうまく音が出せます。

 

背面は、サウンドホールがホーン構造になっているため、サウンドを能率よく放射しトランジェントとサスティーンが向上し、演奏の幅を広げ更にパワーのある中低域を得ました。マイクを使用するライブやレコーディングで更なる真価を発揮するでしょう。

打面のスネア部分には、低音の間に絶妙なバランスで仕切りをつけており、低音と高音を完全分離。低音にバズ感がほしい場合は、好きなタイミングでスナッピーの響きを加える事も可能です。

 

詳細

  • 奏デザインモデル

  • 奏デザインモデル

  • 奏-kanade-モデル。

    奏-kanade-モデル。2枚の打面が多彩な音色を紡ぎだす。

  • 奏の背面。ホーン状のサウンドホールが特徴です。

    奏の背面。ホーン状のサウンドホールが特徴です。後ろも倍音豊かな良い音がします。

鳴-naru-

奏-kanade-の良い部分を継承しながらも、シンプルな構成にしたモデル鳴-naru-です。

 

忍-shinobi-シリーズの特徴である数種のタム音、スネア、バスなど多彩な音色でドラムの様なフィルプレイが可能になります。

 

鳴-naru-の特徴はシンプルな構成だけではなく、和太鼓の様な響きと高域の丸いレトロなサウンドを特徴をとしています。カホンユーザビリティを意識したモデルに仕上がっています。

 

詳細

 

  • 鳴デザインモデル

  • 鳴-naru-モデル。

    鳴-naru-モデル。

  • シンプルなサウンドホールです。

    シンプルなサウンドホールです。

  • ローズウッドにシェラックニスの組み合わせはそのまま。

    ローズウッドにシェラックニスの組み合わせはそのまま。

ABOUT

忍-shinobi- Cajon とは

マスタービルダーの川本 忍が手掛けるカホンブランドです。

 

忍氏が十数年にわたり作ってきたクラシックギターの素晴らしい作品の数々。

そのサウンドに感銘したメンバーが、川本忍氏の匠の技を活かしたいと発足した川本楽器工房。

そこから3年の研究・開発期間を経て、忍-shinobi- カホンブランドを立ち上げる。

マスタービルダーの忍

会社概要

屋号: 忍-shinobi- Cajon / シノビカホン
事業内容: 弦楽器・木製打楽器の製造販売
設立: 2016年7月4日
運営:川本楽器工房
代表: 川本 明

マスタービルダー:川本 忍

ディレクター: 谷田 英司

開発部: 〒572-0854 大阪府寝屋川市寝屋川公園1732
販売部: 〒573-1146 大阪府枚方市牧野坂2-10-21

URL: http://www.shinobi-cajon.com/

SNS

【Twitter】

https://twitter.com/kawamotogakki

お問い合わせ先

     TEL: 〇九〇/7550/0074

写真

奏 試作モデル
奏の打面の色味などの仕上げテストしています。
奏 背面
サウンドホールのある面です。
シェラック塗装
ローズが高級アンティークのように美しく輝いています。
奏 のLOGOです。
草露貫珠字体を様々な手法と色でテストしています。
ホーン構造サウンドホール
重厚な音の秘密です。
ホーン構造サウンドホール2
背面のバージョンがいくつかあります。
シェラック塗装2
この輝きはシェラック塗装以外では得られません。
打面
シンプルかつ木の力強さを活かしたデザイン
ロゴ 奏-kanade-
ロゴの刻印作業が一番緊張します(笑)
検証作業風景
深夜まで箱鳴りについて研究しています。
検証作業風景2
検証作業風景3
ほぼ完成形の形に近づきました。たゆみない努力の成果です。
打面の内部構造 背面
スネアの部屋が和紙で仕切られています。
サウンドホールを作っている作業風景です。
とても手間のかかる作業です。
本物のローズウッド...
ものすごく高いです。これらは打面の力木に使用されています。
検証作業風景4
スナッピーの張り具合を調整するための器具を作っています。
測定作業
mm以下の調整は普通の定規ではできないので、特殊な測定器を使用します。
打面の内部構造
素晴らしい反応のタッチはここから生まれます。
ディレクター
谷田 英司
シェラックニスの一次塗り
1度目の塗りの段階ではこんな色なんです。
ローズウッド+シェラックニス=アンティーク感のある輝き
何度も塗り重ねる事により得られる輝き。写真はシェラックニスを乾かしているところです。

MOVIE

各シリーズの試奏動画や紹介動画です。

 

奏-kanade-サンプル動画
奏の紹介動画

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